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ウイルス性の性感染症と言えばヘルペス!感染力が強い!どう治す?

ベッドルーム

性器や尿道・肛門周辺などに水泡が出来るのが性器ヘルペスの特徴です。発症を引き起こすのはヘルペスウイルス(HSV)になります。HSVには大別して2種類があることがしられており、口腔や顔の三叉神経や上半身に生息する1型と、性器や肛門周辺などに生息する2型の2つです。HSV1型は年少時に親の唾液などを通じて感染することも多く、初回感染時が無症状で経過することもよくあります。成人期以後に口唇ヘルペスとなって発症することがよく観られることころで、成人では50~80%もの感染率と観られています。そのため疲労時など免疫が低下すると繰り返し口唇ヘルペスを発症することがあります。これに対して、HSV2型は思春期以降の性行為で初めて感染する事例が多く、明らかな性感染症の一種類です。もっともオーラルセックスなどを通じて口腔にHSV2型が感染する場合も珍しくないことから、発生部位で明確に線引きされるとは限りません。ただし感染力は強く水泡の内溶液が性器や口腔粘膜に付着することで感染域は拡大していきます。

見た目に特徴的な小さな水泡が多発するのと、ヒリヒリする疼痛などの症状が見られるのでヘルペスウイルス感染症の診断は容易です。性感染症の性器ヘルペスにしろ、口唇ヘルペスにしろ、治療方法はバルトレックスによる薬物療法が中心です。バルトレックスは抗ウイルス薬の一種で有効成分にアシクロビルを配合しています。ウイルスは自立して増殖することが出来ないので、DNAを複製して宿主の身体の細胞にもぐりこませる必要があります。バルトレックスの有効成分アシクロビルには、DNAの複製を阻害する作用があるので、ウイルスの増殖を抑制します。バルトレックスによる治療方法はあくまで症状を沈静化することを目的にしており完治させることは出来ません。バルトレックスには体内のヘルペスウイルスを根絶させる作用がなく、完治は困難だからです。したがって疲労や疾患で免疫力が低下すれば感染力を発揮し、症状が再発することが珍しくありません。再発は可能なかぎり早くバルトレックスを服用することで、そうすれば短期間で症状を沈静化することができます。前兆を見逃さないことがポイントです。

なお類似した感染症に、水痘と同じウイルスが原因となる帯状疱疹があります。年少時に水痘ウイルスに罹患すると一生留まり続けます。免疫力が低下すると帯状疱疹を発症することがあります。もっとも性器ヘルペスに比較して、帯状疱疹は痛みが強く後遺症の神経痛が残るなど、異なるウイルスの疾病と認識されています。