~STD情報発信サイト~淋病って知ってる?性病について知識を深めよう!

梅毒は昔から存在するSTDの一つ!早期発見が重要!

夕日を見ているカップル

梅毒は日本でも昔から知られていた性病のひとつで、花柳病などの風情のある別名もついているほどですが、実際は有効な治療薬が開発されていない時代には結核などと並んで不治の病の一種として人々に恐れられてきました。しかし20世紀に入り抗生物質が開発されると、梅毒は投薬でコントロールできる病気となり、完治することも可能になりました。また公衆衛生環境が大きく改善されたことも手伝って、戦後一時期に流行をみたものの、その後は順調に患者数は減少を続けており、新規罹患患者数も落ちついた数値で推移してきました。ところが2010年代以降は状況が一変し、新規患者数は増加し続けており年間4,000人程度の新規患者が数えられるほどで、今後も増加傾向が継続すると見られています。なかでも女性患者数の増加が突出していることから、もはや過去の病と片付けることが出来なくなっています。

梅毒は梅毒トレポネーマが感染することが原因となる性感染症の一種です。感染経路は普通の性行為はもちろん、梅毒トレポネーマが感染していればオーラルセックスによっても伝染することがあります。とりわけアナルセックスは感染リスクが飛躍的に高まると推測されているのです。これらの性行為やオーラルセックス・アナルセックスなどにより、性器や口腔・肛門などから体内に侵入し、やがて血液に乗って全身に広がります。

3~6週間ほどの潜伏期間を経て、痛みを自覚しないデキモノが性器周辺に発生しますが、やがて自壊し数ヶ月程度で消失します。時には足の付け根のリンパ節が腫れる症状を合併することもあります。その後は自覚症状のない無徴候のまま数ヶ月から数年経過すると、全身に赤いブツブツのバラ疹が観察されるようになります。バラ疹が観察された段階では全身に梅毒トレポネーマが回っている状態なので、発熱や全身倦怠感・梅毒特有の脱毛などの多彩な自覚症状が出現するようになるのです。この後も免疫機能の働きで自覚症状の消失と増悪を繰り返しますが、放置すればするほど病状は進行し深刻化していきます。効果的な治療のためには、早期発見してペニシリン系抗菌薬の投与を開始することが必須です。早期発見すればそれだけ短期間でペニシリン系抗菌薬の投与も済み完治させることが出来ます。一度完治しても免疫がつくわけではないので、無防備な性行為を経験すれば再発することも珍しくありません。また中途半端な治療では再発のリスクが高いので、ペニシリン系抗菌薬は所定の期間服用する必要があります。